ようやく公開に漕ぎ着けることができた。
何がって、このサイトが。
サーバーを借りて、ドメインを取って自分の Web サイトを作ってみようという考えは、
それこそ何年も前からあったものの、レンタルサーバーの面倒を見きれるか分からなかったし、
それ故にいつまで続けられるか分からないのに固定費は掛かるしで、なかなか踏ん切りがつかなかった。
じゃあ、なぜ今さらこんな地味なサイトを始めたかというと、遅ればせながら読んだ
「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」に独自ドメインのブログを持とう的なことが書いてあったから。
自分の宣伝をするなら今時は独自ドメインのブログを持つよりいい方法があるんじゃないの? とは思ったものの、
まずは始めてみようということで、だらだらと調査に取り掛かったのが2017年の12月くらい。
ブログのホスティングを利用するのか、VPS を借りるのかはまだ決めかねていたものの、まずは独自ドメインを取ろうと思い、
Google Domains を覗いてみる。
Google Domains、やっぱり高いんだけど、安いからって変なところでドメインを取って個人情報の流出を喰らうよりかはいいかー。
と思って購入するドメイン (henacho.codes じゃないやつ) を決めて、購入!
できませんでした。
いえね、なんか買おうとすると “OR-RWE-03” とかなんかよく分かんないエラーが出て、クレジットカード決済ができなかったのよ。
Google のサポートともやり取りして色々と試してはみたものの、そのうち仕事が忙しくなって滞ってしまったのが、今年の2月くらい。
多忙を言い訳にサボっている内に6月になってしまい、さすがにそろそろ進めないとまずいと思ったので、つまずいた独自ドメイン取得を
後回しにして、先にサーバーを決めることにした。
候補としては、ぼんやりと WordPress.com か さくらのVPS あたりにしようかと考えていたものの、WordPress.com のような
ブログホスティングだと楽だけどやや自由度が低いし、VPS は自由度が高いけど、やっぱりサーバーの面倒が見きれるかどうかが
心配になってしまう。特にセキュリティ対策が心配で、OS と Webサーバーと WordPress の面倒をしなければならないと思うと、
始める前から頭が痛くなってきてしまい、やっぱり止めとこうかなという気分になってしまう。
とは言え、始めると決めたのだから腹をくくろうと思っていたところで、
ほーむぺーじ #49 長年日記から思う、ほーむぺーじに必要なもの | ApriBase
を見つけたので読んでみたら、
Static Site Generator? そんな便利なのがあるの?
計画変更。
Static Site Generator を使うことにすれば、まず WordPress の面倒については考える必要が無くなるし、サーバーについては
Arukas とかの Docker ホスティングにすれば、依然として面倒を見なくてはいけないものの、
幾分かは楽になるんじゃないか?
というわけで、まずはどのジェネレーターを使うかなんだけど、これは Hugo にした。
理由はバイナリーをインストールしてすぐ使えたから。Jekyll もインストールしてみたものの、
起動時に Ruby のバージョンで文句を言われてハマりそうな予感がしたので止めてしまった。どうせ大して洒落たデザインに
する気もないし。
Hugo については、
【Hugo】ゴリラでも分かる静的サイトジェネレーターHugoでオリジナルテーマ作り | Snaplog
を参考にして今の横着デザインにした。こんな地味なデザインでも「ノンデザイナーズ・デザインブック」に書いてある原則に従った
気になった上で、フォントを
Google Fonts + 日本語 早期アクセス
で使えるやつに変えたら、思いのほか悪くない見た目になった。
次に Docker ホスティングなんだけど、これは Arukas でいいだろうと思って新規予約登録をしたら、
その日の夜には登録できていた。
ここまで準備して、じゃあコンテナを作り始めますかー。と思ってたところで ApriBase を読み直したら、
Netlify? そんな便利なのがあるの?
さらに計画変更。
独自ドメインも使えるし、SSL も使えるし、リポジトリに Push するだけでデプロイしてくれるしでとても楽。
とりあえず無料プランで始めて、制約については横着してまだしっかりと調べていないし、みんなあんまり Netlify
の話をしていなくて、もしかしてもう時代遅れ?と心配になったものの、今現在のニーズは満たされたので満足。
最後にドメイン。
2月に Google のサポートの人から「別のメールアドレスで Google アカウントを作ってドメインの購入を試してみて」
と言われてそれっきりだったので試してみたら、あっさり購入。
(まだ Google の人にお返事してません。ごめんなさい。)
というわけで構想から何年も経って、ようやく公開。
長続きするかどうかは分からないけど、とりあえずはこれでいい。